「二と二が合わさって四になるんじゃない、時には五にもゼロにもなるんだ」-。福沢諭吉の娘婿となるが、幾つもの挫折を経て電力事業に目覚め、木曾川に東洋一のダムを築いた稀代のイノベーター福沢桃介の機略縦横の活躍を描く。