八四航空艦隊
大艦巨砲か航空主兵か。海軍内で両派の対立が続く昭和十六年秋、一隻の巡洋戦艦が竣工する。艦名は妙義。その建造目的は、連合艦隊司令長官山本五十六にも知らされていなかった。一方山本は、密かに空母主体の大航空艦隊構想を抱く。両派の思惑を背に、南雲機動部隊は遙か真珠湾に向け出撃した。
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米濠補給路遮断を企図した連合艦隊は、陽動で角田覚治率いる第二航空艦隊をウェーク島沖に進出させる一方、南雲機動部隊を敵の内懐というべき珊瑚海へ出撃させる。しかし、ウェーク島沖にはハルゼー、珊瑚海にはフレッチャーの米機動部隊が待ち構えていた。熾烈な航空決戦を描く第2弾。 1998/09/22 発売