石田三成
豊臣家の安寧のため、己の胸に秘めたる想いのためー。秀吉から“絶大な信頼”を寄せられ、若年より豊臣政権で辣腕をふるった石田三成。大恩ある秀吉の死後、あらゆる権謀術数を尽くして天下を奪わんとする家康の野望を打ち砕けるのは、もはやこの男しかいなかった。天下分け目の決戦をしかけ、西軍を率いて運命の関ヶ原へと突き進んだ義将の魅力とその生涯を描いた“決定版的”長編小説。
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死の床にある秀吉をめぐって、北政所と淀殿、石田三成と古参の武将たちが激しく対立。慎重に時を待つ家康の巨大な影が、無言の圧力となって人々を脅かす。知性の人・石田三成の悲劇を描いた長編歴史小説。 1988/10/01 発売