小説むすび | 月と日の后

月と日の后

月と日の后

著者

冲方丁

出版社

PHP研究所

発売日

2021年9月21日 発売

わずか12歳で一条天皇の后となった、藤原道長の娘・彰子。幼すぎる入内、未熟な心。夫である一条天皇は優しく彼女を包み込むが、彼が真に愛した女性・定子の存在は、つねに彰子に付きまとう。しかし、定子が遺した子を抱きしめた日から、彰子の人生は動き始めた。父や夫に照らされる“月”でしかなかった彰子は、紫式部にも支えられ、やがて「国母」として自ら光を放ち出すー。平安王朝を新たな視点からドラマチックに描いた著者渾身の傑作長編。

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