小説むすび | 大日の使徒

大日の使徒

大日の使徒

出版社

PHP研究所

発売日

2025年9月1日 発売

キリスト教伝来時の最初にして最大の過ちーー。

異文化の軋轢を描き続けてきた直木賞作家が、ザビエルを日本へ導いた“ヤジロウ”を軸に、「宗教のあり方」に迫った力作長編。

「過ちとは何か」との織田信長の問いにルイス・フロイスは、ザビエルがキリスト教を日本へもたらした当初、デウスを「ダイニチ(大日如来)」としていたため、仏教の一派と思われていた、と答える。
その大日の訳語を提案したのがヤジロウ、ザビエルを日本へ連れて来た男だという。ヤジロウとは、何者だったのか。
そして、16世紀半ば、島津貴久が治める薩摩で始まった、キリスト教の布教はーー?

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