カンフ-陰流妖殺行
地上げ屋、フィクサー、悪徳医師、偽マルサ、ネズミ講。こんな虱のような連中は闇から闇へ片付けろ!泣きの涙で日を送る善良で気の弱い庶民がどれほど助かることか…。そこで登場する闇の仕置人、そのプロフィルは-。川野為五郎、新宿の居酒屋『文吉』を女房にやらせヒモ然としている。が、彼こそ中国カンフー陰流唯一の継承者。大貫勘三、50過ぎの元警視庁捜一のデカ。柔道5段、唐手3段、剣道4段、合気道2段。一条良基、新宿の名門寺院副住職。26歳、色白の美貌。西洋占星術が出来、手裏剣を使う。芦花リエ、フラメンコダンサー。24、5歳。美貌だが酷薄に仕事を片付けもする。そして闇の執行長。初老。浅草の裏通りに居を構え、仕置に決定を下す。-死!著者会心の秘拳仕置人シリーズ。