小説むすび | 芦の湖殺人1/3秒の逆転

芦の湖殺人1/3秒の逆転

芦の湖殺人1/3秒の逆転

出版社

双葉社

発売日

1988年10月1日 発売

箱根のホテルでアルバイトをすることになった大江星夫の仕事は、前庭でアイスクリームを売ることだった。やっと売れたアイスクリームを客がひと舐めした瞬間、星夫の面前ですさまじい苦悶の形相で死んだ。ちょうどその時、ホテルから出てきた美女が、蜂が入ったと悲鳴をあげてスカートを高くまくり上げた行為は、星夫には事件と無関係とは思えなかった。警察から釈放された星夫は、井澄晶子という美女を追及せずにはいられない気持ちで、ホテルの近所にある広大な母神教本山の安楽境に乗り込んだ。晶子の美貌に圧倒されて、怒りを忘れた星夫は、安楽境に滞在することにしたが、そこではどろどろした派閥争いから地獄のような怪事件が続発する。最後の1ページまで逆転の連続する書き下ろし長編本格ミステリー。

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