小説むすび | 走馬灯症候群

走馬灯症候群

走馬灯症候群

「不思議な夢が続き、寿命が喰われていく。これは“夢喰い”だ」恩師の堀越教授はそう言い残して死んだ。これは病気なのかー大学助教授の牧野は何人もが犠牲になった“夢喰い”の正体を究明しようと調査に乗り出した。一方、牧野の中学の後輩で、通信会社NJTT社員の咲元光明は奇妙な夢を見るようになり、身の回りで不可解な出来事が起こるようになった。咲元は“夢喰い”に蝕まれていく…。社会を変革するようなビジョンを持つ前途有望な若者に取り憑く“夢喰い”の犠牲者をこれ以上出してはならない。追う者、追われる者の交錯する物語。果たして咲元の運命やいかに!?

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