小説むすび | 死人に口なし女に目あり

死人に口なし女に目あり

死人に口なし女に目あり

出版社

双葉社

発売日

1989年7月1日 発売

そのソァー・ベッドに、パジャマ姿の土屋が、なぜか体を海老のように折りまげ、窮屈な姿勢で横向きに横たわっていた。右手は喉にあてがったままだった。両眼はカッと見開き、苦悶の表情が凄まじい。唇の端にはどす黒い血がこびりついていた。「大変だ!死んでる」(「苦いバレンタイン・デー」より)。推理作家志望のOL遥子の活躍が始まった。

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