小説むすび | 琵琶湖・十和田湖密会殺人慕情

琵琶湖・十和田湖密会殺人慕情

琵琶湖・十和田湖密会殺人慕情

出版社

双葉社

発売日

1989年12月1日 発売

霧子の両下肢はもうひらかれており、船岡の頭はしっかり谷間に位置を占めていた。「あん、いや」裸身が鮎のよう身悶えた。こんなに乱れてもいいのだろうか、と思うほど霧子は陶酔に溺れきった。翌朝、甘い期待をこめて船岡の胸に顔を寄せた瞬間、霧子はあっと悲鳴をあげた。一緒に寝ていたのは船岡でなく、冷たくなった見知らぬ男の死体だった。

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