犬猫先生推理旅行記
いぬ語、ねこ語を自在に操る犬猫先生こと大苗吾郎は、教え子のモッペルこと小山田基夫と犬のスージー、猫のトミーを連れて大洗水族館へピクニックへ出かけた。夜遅く戻ってくると、居間には見知らぬ若い女が倒れていた。女は何者?そして何の目的で入りこんでいたのか?(「悪女の口の中」より)。他に珠玉の連作4編を収録した本格ミステリー集。
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私立鎌倉光風学園高校の国語の教師である大苗吾郎は、犬や猫をはじめ鳥などの言葉を理解できるところから、犬猫先生と呼ばれている。両親のいない教え子の小山田基夫の邸宅に下宿し、そこには犬や猫も仲良く同居している。ある日、魚の言葉の研究をするために大洗水族館へみんなで出かけ、夜遅く戻ってみると、若い女が倒れていた。さるぐつわをされ、ぐるぐる巻きに縛られていたが、頭を強く殴られたらしく、記憶喪失の症状が見られた。日が経るにつれて、彼女の記憶が少しずつ戻ってきた時、犬猫先生の冴えた推理が効を奏して、事件の全容が見事に解明されることとなった。…「悪女の口の中」珠玉の連作4篇を収めた本格ミステリー。 1989/03/01 発売