小説むすび | 「秩父山景」三層の死角

「秩父山景」三層の死角

「秩父山景」三層の死角

出版社

双葉社

発売日

1993年4月15日 発売

上原厚子は愕然とした。それは27年間の人生で初めての衝撃だった。虎の子の貯金2000万円が押し入れから消えていたのだ。盗んだのは木野昌広。証券会社のセールスマン、彼女の財テクの相談役だった。が、やっと追いついめた木野はすでにカネは持っていなかった。そして揉み合っているうちに彼を殺してしまった厚子。その厚子の手に意外や2000万が。

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