小説むすび | 猛犬、恋に落ちる

猛犬、恋に落ちる

猛犬、恋に落ちる

出版社

双葉社

発売日

2019年2月14日 発売

公方様の御犬「仁王丸」も年頃になり、嫁とり話が持ち上がった。花嫁はやはり雌のマスチフで、名は「弁天」。体重13貫(約50kg)の堂々たる女丈夫である。が、初日に仁王丸が鼻息荒く強引に迫ったせいですっかり嫌われてしまう。わざわざ田沼老中まで動かし長崎から連れてきただけに、「気が合わなかった」ではすまされない。官兵衛は二匹の恋を実らせようと、御犬番の誇りを懸けて奮闘する。一方、小笠原家の三女・武の大奥奉公への面接試験「お吟味」も佳境を迎えていたー。笑いあり涙ありの御犬時代小説、感涙の完結編。

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