小説むすび | 球場(ビッグ・エッグ)49-Nの殺意

球場(ビッグ・エッグ)49-Nの殺意

球場(ビッグ・エッグ)49-Nの殺意

発売日

1989年4月1日 発売

木辺勤は、「ハイテク球場の裏表」の取材で、エアドームにやってきた。スコアラーの片山との久しぶりの再会。片山は怯えた目でまわりを気にしながらいった。「ぼくらの商売はね、何かあると、スコアカードに書きこむ癖がつくものなんですよ」そしてその夜、彼はドーム内で死んだ。自殺か、他殺か-。木辺は、死体のそばに落ちていたスコアカードに、考えられないような間違いを発見した。そこから浮かびあがった“49-N”という記号は何を意味するのか。いま球場に、殺意の香りが漂いはじめる。野球ミステリー集。

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