小説むすび | 漆黒の艦隊(2)

漆黒の艦隊(2)

漆黒の艦隊(2)

ハワイ沖で夜間攻撃により、太平洋艦隊を壊滅させた南雲艦隊-。次に待ったいたのは、牛刀をもって鶏を割くに等しい南方作戦だった。今や南雲艦隊の司令塔となった森参謀長は、自分なりの抵抗を試みる。が、インド洋で英東洋艦隊相手に夜間攻撃を敢行後、森は艦を下りることとなり、南雲艦隊は「漆黒」の名を返上してしまった。さらに優位性を失った機動部隊に、大いなる試練が待ち受けていた…。昭和17年夏、戦争の焦点は南太平洋の小さな島、ガダルカナルに移る。矢面に立つのは、歴戦の強者たちが揃うラバウル航空隊であった。本格的なアメリカ軍の反撃に、善戦もむなしく苦境に立たされる陸攻隊。次々と火を噴く一式陸攻を森は最前線で見上げる。新たなる策を持ってラバウルへ乗り込む航空決戦篇。著者渾身の第二弾。

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