小説むすび | 感涙

感涙

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誰からも見捨てられた旧主に仕える忠義な元家臣とその恩義に報いようとする旧主の思い、弟を見捨てた幼い日の後悔を「ごめんよ」の一言に万感の想いを込めて世を去った兄、藩主の寵姫とその息子に無私の忠誠と憧憬を捧げ愚直な生き方を貫いた男、老いたる戦国武将が彼を慕う少年武士へ注ぐ情に満ちた心意気、11歳の幼い少女の健気な決意と江戸の人情を描いた物語、など、世情に左右されない爽やかな生き方、愛のあり方を教えてくれる人間賛歌。涙を呼ぶ名作9編。

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