小説むすび | 大江戸殺法陣紅き炎

大江戸殺法陣紅き炎

大江戸殺法陣紅き炎

将軍家斉の逆鱗に触れ、掛川十七万石の藩主たる本郷大和守は、信州の小藩へ転封となった。怨み骨髄に達し、将軍弑逆を目論んだ大和守は、凄まじい威力をもった大砲を作り上げた。大目付の乾官兵衛は、参勤交代を利用し江戸府中に大砲を運び込む大和守の陰謀を察知したが、ひとりではいかんともしがたい。官兵衛の脳裏をよぎった男の横顔。三木兵庫の剛剣が、私利私欲にまみれた亡者どもを冥府に堕とす。

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