小説むすび | つついづつ

つついづつ

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本所の一膳飯屋「井筒」の看板娘、お蔦は、かの長谷川平蔵に「天眼通」と呼ばれた名親分の忘れ形見。顔は悪いが情には厚い御用聞き「不動の井蔵」に育てられた。幼い日、井筒を囲んで背比べした初恋の人、虎吉との再会で、御用達茶道具屋「洗心堂」の主が襲われた事件そっちのけで舞い上がるお蔦とやきもきする井蔵。そのほか、井蔵の隠し子騒動に、清之介の恋が絡んだ中篇、全三編を収めた好評のシリーズ第二弾。

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