小説むすび | やさぐれ三匹事件帖

やさぐれ三匹事件帖

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額からどっと脂汗が流れる。立ちはだかった浪人者の刃が、和木の目の前に近づいてきた。やられると思った刹那、星のような輝きで、銀色の光が一筋二筋と夜空に走った。「おぬし、ただの医者ではあるまい…」。孝洋の華麗な舞であった。冷徹な蘭方医・園田孝洋、正義感あふれる同心・和木万太郎、お人よしの“首斬り役人”林源左衛門。一筋縄でいかない三人が、何の因果か、悪人退治。痛快時代活劇。

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