はぐれ与力
井上孫四郎は、将来を有望視される南町奉行所の風烈廻り与力だったが、父親との反目からお役儀返上し、しがない浪人の身となった。貧乏ゆえの金欲しさで町のご隠居の愛犬捜しを引き受けた孫四郎だったが、ある日「お父ちゃんが迷子になった」と言い張る少年に出会う。孫四郎はその父親を必死に捜し出そうとするが、少年親子には並々ならぬ曰く因縁があった…。愛妻や仲間たちの助けを得ながら、はぐれ与力・孫四郎が人情の町、江戸を駆け回る。
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はぐれ与力(巻之2)はぐれ与力(巻之2)
風烈廻り与力、井上孫四郎は、父親との反目からお役儀返上して浪人の身となった。貧しい暮らしながら恋女房に支えられ「捜し屋」稼業に精を出す毎日だが、ある日、幼い兄妹と出会う。気になった孫四郎は、別れた後に二人を探し回り、浪人者に襲われて危機一髪のところを救い出すが、兄の背の荷物には数えきれないほどの小判が入っていた。「僕たちの用心棒になって!」哀れな兄妹のため、はぐれ与力が江戸を駆ける!好評、第二弾。 2007/10/01 発売