小説むすび | 疼き水

疼き水

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人並みはずれた鋭い嗅覚を持つ薬師の硯杖は、薬草を取りに入った山で、忘れえぬ女性の香りと酷似した秘毛を見つけ、その持ち主を見つけ出すことを誓う。ところが、川開き夜、その秘毛をお守り代わりに入れていた財布を掏られてしまう。硯杖の着物に残された匂いを手がかりに探し出した犯人は、はちきれんばかりの若さと肉体を持った女掏りだった…。硯杖が己の魔羅を薬にした裏治療で、女たちの悲しみや不幸を癒していく好評時代官能シリーズ第2弾。

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