お任せ!数学屋さん(3)
僕は遥さんに、一つ嘘を吐いているーー
「数学」を使ってお悩みを解決するお店「数学屋」。
店長の神之内宙は相変わらずアメリカに行ったままだが、大の数学嫌いだった店長代理・天野遥はめきめきと数学の成績を伸ばしていた。
中学三年の夏を迎え、ソフトボール部は負ければ引退となる最後の地区大会。
大一番の試合に突然現れたのは、なんと一時帰国した神之内宙と、謎の女子中学生・佐伯明日菜だった。彼女はどうやら、宙の過去を知る人物のようだが……。
****話題の青春数学小説、感動の卒業編! ! ****
解の〇 忘れられない“あのとき”
問一. 試合をひっくり返しなさい
解の一 水と油は夢を語る
問二. 親友の支えになりなさい
解の二 計算通りの、喧嘩の結末
問三. 宙の嘘を見つけなさい
解の三 “神之内君”が“宙”になった日
問四. 命の価値は測れるか
解の四 一日だけでも
問五. 数学で世界を救いなさい