完璧じゃない、あたしたち
切ないほど痛快で、
容赦なくきらめくシスターフッドの万華鏡。
すべての性の人々に中を覗いてほしい。
ブレイディみかこさん
あらゆる書評がとりあげた話題の本が文庫化!
自分を呼ぶのに「私」も「あたし」もしっくりこない妙子が出会ったのは、一人称からフリーな夏実(「小桜妙子をどう呼べばいい」)。ほか、恋愛、友情、くされ縁……名前をつけるのは難しい、でもとても大切な、女同士の関係を描く23篇。読後に世界の景色が変わる1冊です。
文庫版あとがき書き下ろし
装画 さかぐちまや
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「女たちの人生が、たった一度、どうしようもなく変わってしまう、 美しくて、怖くて、きらきらした瞬間が、ここには詰まっている。 女の人生を変えるのは男だなんて、誰が決めたのさ?」 --翻訳家・岸本佐知子氏、推薦! <すべて”女と女が主人公”の短編小説集> “私”も“あたし”も自分に似合わなくて困ってる「小桜妙子をどう呼べばいい」 セックスの妙をめぐる、女二人の哀切滑稽な別れ話「Same Sex,Different Day」 これぞ究極のシスターフッド!? あるお屋敷で起きた痛快復讐劇「ばばあ日傘」 十九歳、世界一みじめなスナックのアルバイトでーー。「ときめきと私の肺を」 都会の不安な夜に出会った、不機嫌で魅力的な女の子「東京の二十三時にアンナは」 ほか全23編を収録。 名前をつけるのは難しい、でもとても大切な、女同士の様々な関係を描く。 読者の熱い支持を得たWeb連載小説に、書き下ろしを多数加え単行本化。 2018/01/26 発売