しろとましろ
小物に手の込んだ刺繍を施す、腕の良い縫箔師である咲。ある日、立ち寄った日本橋で、飛燕の意匠が施された簪に目を奪われる。買おうとしたその時…(「飛燕の簪」)。咲と男前だが女たらしの簪職人の修次は、突如現れた双子「しろ」と「ましろ」に翻弄されながら、刺繍や意匠をきっかけに不思議な縁を紡いでいく。ほろりと泣ける、文庫書き下ろし三編。
小物に手の込んだ刺繍を施す、腕の良い縫箔師である咲。ある日、立ち寄った日本橋で、飛燕の意匠が施された簪に目を奪われる。買おうとしたその時…(「飛燕の簪」)。咲と男前だが女たらしの簪職人の修次は、突如現れた双子「しろ」と「ましろ」に翻弄されながら、刺繍や意匠をきっかけに不思議な縁を紡いでいく。ほろりと泣ける、文庫書き下ろし三編。