小説むすび | 「日本海4号」11分の壁

「日本海4号」11分の壁

「日本海4号」11分の壁

発売日

1989年11月1日 発売

初めての結婚記念日。夫からの電話を待つ奥村蓉子に、伊豆・石廊崎で夫の変死の知らせが入った。自筆の遺書から、同僚女性殺害を苦に、覚悟の自殺と断定された。夫の本当の死因を知ろうと決意した蓉子は、伊豆-阿蘇-函館と真相追求の旅を続けるが、その行く手で起きる第二、第三の殺人事件-。蓉子はこの旅で、協力を申し出た、紀行作家子安と夫の上司光岡に対し、次第に容疑が深まっていくのを感じていたが…。一方、当初から自殺説を疑う伊夫伎警部は、11分の壁に守られた犯人に敢然と対決、周到なトリックに挑む。エイコー・ノベルズ初登場、池田雄一書下ろし会心作。

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