小説むすび | 妹の縁談 小間もの丸藤看板姉妹(2)

妹の縁談 小間もの丸藤看板姉妹(2)

妹の縁談 小間もの丸藤看板姉妹(2)

夏の空が晴れ渡る七月十六日。日本橋伊勢町の大店、小間物商「丸藤」の総領娘・里久は、藪入りでも里帰りはしないという小僧の長吉につき合って、蔵前の閻魔堂へ参拝に来ていた。どことなく寂しげな長吉を誘い、里久は屋台の天ぷらを堪能するが!?一方、暦は進んで十月。里久の妹で、伊勢町小町と呼ばれる丸藤の看板娘・桃のもとに、縁談が舞い込む。姉より早い妹の縁談に、両親は戸惑い、想い人のいる桃の胸の内は揺れに揺れてー。日本橋の老舗小間物商をもり立てる姉妹の物語、大好評第二作。

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