小説むすび | 火を噴く山が憶えていること

火を噴く山が憶えていること

火を噴く山が憶えていること

出版社

花伝社

発売日

2022年9月12日 発売

3歳の頃、伊豆大島の雑貨商に養女として連れてこられたフキさん。ススキの茂る長い道を男と歩いた最初の記憶。母の記憶はない。養母の厳しい仕打ちに耐えるフキさんをなぐさめるのは、火山島を囲む広々とした青い海と空だった。フキさんは8人の子を育てあげた。そして火山の大噴火。その大噴火に促されたように、一人の老婦人が訪れ、フキさんの出生の秘密を告げる…。わずかな手がかりをたよりに、四男の嫁の恵さんが、「本当の母」の失われた記憶を求めて秋田へと旅立つー。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP