天正大戦乱 異信長戦記 (3)
三方ヶ原で織田・徳川軍を破った武田信玄は、翌年に尾張へ突入した。その先鋒が那古野城に迫ると、織田信長は突如、降伏を申し出て武田家の軍門に降った。試練の時を過ごした信長は3年後の天正3年(1575年)、ついに尾張で蜂起。信長は尾張と美濃の奪還に成功、さらに近江で武田勢の主力を撃破する。京に逃れようとする武田勢に信玄から下知が届き、西の武田領を捨てて信濃に向かう。その頃、京では信玄の策により火が放たれ、町は炎に包まれた…。織田を叩いて国を作り変えるー鬼謀をめぐらす信玄に追いつめられる信長、その運命は!?書下ろし戦国シミュレーション。
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元亀4年(1573年)4月、前年に三方ヶ原で織田・徳川軍を破った武田信玄は西への進撃を再開、三河から尾張へと進入した。その先鋒が那古野城に迫った時、突如、織田信長は降伏を申し出た。信玄は熱田神宮で信長と会談、織田家は武田家の軍門に降り、信長は信玄の命に従って働くことになる…。それから3年、大雨が氾濫を繰り返す木曽三川の普請の現場には、人夫にまじって汗を流す信長の姿があった。武田家の尾張支配に全面協力する信長の真意は?試練の時を送る信長が天下布武に向けて叛旗を翻す! 2019/02/10 発売