犬猫先生vs殺人鬼
福祉予算を倍にせよ。さもなければ次々に犠牲が出るだろうー鎌倉市長に“殺人鬼”なる人物から届いた脅迫状。最初は悪戯かと思われたが、犬猫先生の隣人・月夜子のインコが市庁舎の前で斬首されたのを皮きりに、猫、犬と殺されたため事態は深刻に。犬猫語を操る犬猫先生は、市内の動物たちを駆使して犯人探しに乗り出す。だがその矢先、遂に人間の犠牲者が…。
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鎌倉市役所に〈殺人鬼〉と名乗る発信人より脅迫状が舞込んだ。内容は〈福祉予算を倍増せよ。さもなければ次々に犠牲が出るだろう〉というものだった。市長がどう対応すべきか迷っているうちに、殺人鬼は行動を開始した。本編の主人公・犬猫先生の隣人・緑川月夜子が飼っているインコが首を斬られて殺され、次いでねこのミューの死骸が市役所玄関前にワープロで〈殺人鬼〉と打たれた紙とともに発見された。-ユニーク探偵大活躍の“犬猫先生シリーズ”最新作。長編推理小説。 1988/12/01 発売