鋼鉄の嵐(第2部)
日本連邦連合艦隊は枢軸国艦隊を撃破すべく一大艦隊を編成しサイゴンへと移動した。満州では龍、虎部隊がソ連機械化騎兵軍を相手にゲリラ戦を展開していた。そして、南支那海を舞台に雌雄を決する「天一号作戦」が発令された。1948年、核の力を背景に合衆国大統領マッカーサーは単冠の日本連邦海軍基地に奇襲攻撃をかけてきた。乱れ飛ぶファントム、サンダーバード!太平洋の覇権をめぐり、日米の壮絶な戦闘の火ぶたがきっておとされた。果たして日本連邦に勝機はあるのか?壮大な発想で描く長編戦略シミュレーションノベルス第二弾。
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2029年の日本。新進気鋭のベンチャー企業が開発した仮想戦記コンピュータゲーム『鋼鉄の嵐』は発売と同時に驚異的なベストセラーとなった。このゲームはユーザー自身による歴史上の人物への思念投射によって歴史を改変し、“架空の歴史”に関与できることがウリであった。だが…。未解明の物理現象が人知の及びもつかぬ時間と空間のかなたで勃発していた。2029年のゲームユーザーたちによる思念投射は、過去の人物に“天啓”という形でアクセスし、野放図に過去の歴史を改変し始めたのである。これが戦慄すべき結果を招こうとは…。 1995/04/15 発売
V号改作戦の初動作戦によって日本連邦軍は沿海州から樺太にかけてのソ連軍拠点を奪取。第二段階である轟二号作戦を発令し、満州でソ連軍と激突。2029年からの思念投射により開発された35式80ミリ噴進無反動砲、双発ガンシップ“撃虎”が敵戦車部隊を粉砕。ヨーロッパでは、ドイツ軍がドーヴァー海峡を制覇。マラッカ海峡でも英艦隊は枢軸国に完敗する。一方、明石機関は巧みに中国共産党に擦り寄り、華作戦を開始。その成就を受けて、遂にV号改作戦の最終段階が発動された。世界を震撼させることになるこの最高機密に包まれた作戦とは-。 1995/06/15 発売
日本連邦連合艦隊は南洋に展開する枢軸国艦隊を叩くべく特別編制を組み、サイゴンへと移動を開始した。その総数は戦艦8、空母6、重巡9、軽巡15、駆逐艦56。史上最大最強の単一作戦用艦隊であった。その頃、満州では龍/虎部隊がソ連/モンゴル機械化騎兵軍相手にゲリラ戦を繰り広げていた。一方、ロンメルはある男から夢の啓示再現フィルムを見せられ、世界の歴史は思わぬ方向に進むことになる…。そしていよいよ、南シナ海を舞台に昭和大戦の雌雄を決する“天一号作戦”が開始された。 1995/10/15 発売