小説むすび | 蝮の舌

蝮の舌

蝮の舌

この森にはね、蝮が出るのよ。誰も入っちゃいけないのよー伝統ある生田流箏の家に生まれ育った姉妹、京香と清香。二人の男の卑劣な罠によって、生来の激情が剥き出しになっていく姉。姉への複雑な嫉妬心から、自ら暗い罠に堕ちていく妹。そして、四年に一度の盛大な祭事“蝮をどり”の夜、聖なる森への入口が開くー愛と性を描き絆を描く渾身作。第二回団鬼六賞大賞受賞作。

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