小説むすび | 村上春樹『1Q84』の性表出

村上春樹『1Q84』の性表出

村上春樹『1Q84』の性表出

出版社

彩流社

発売日

2011年5月23日 発売

「ホモエロス…」男女のセックス・シーンのない「物語」の記号としての性表出とは、どのようなものだったのかを『1Q84』を通して徹底的に分析する!
村上春樹は、雑誌「幻想文学」3号(1983年)のインタビューで、「ノーマン・メイラーがね、これからの文学においてはセックスが、最後に残された可能性だって言ったけれど、いまやセックスといったって、なんにも無いですよね。(中略)だからこそもう一度、原点に戻って“おはなし”の世界にいきたいという気がするんですよ」と語っていた。
この「物語」の記号としての性的表出を、『1Q84』BOOK1という「物語」に拘泥して論じたのが本書である。
1 「音」
1 登場人物名の謎  
2 男性性の青豆あるいは「菊の契り」
3 「1Q84」の謎 
4 男性性の青豆あるいは二つの月   
5 アメリカで「ゲイ」のイメージを纏った村上春樹  
6 男性性の青豆あるいは「背後のイメージ」
7 村上春樹の「物語」あるいは「リトル・ピープル」 
   2 「記憶」
8 天吾の年上のガールフレンド 
9 村上春樹の「物語」あるいは「物語」の「自然」 
10 村上春樹が物語る「十歳」の秘密 
11 天吾の最初の記憶 
12 「天吾」という名前あるいは出生の秘密 
   3 「耳」
13 「物語」作家としての村上春樹 
14 村上春樹の「十歳」の秘密あるいは「永遠回帰」 
15 「物語」の音楽性あるいは「ひらがな」 
16 村上春樹の「物語」における「耳」の謎 
17 村上春樹の女性嫌悪 
   4 「物語」
18 『星の王子さま』の蛇の謎 
19 蛇あるいは村上春樹の「物語」の構造 
20 「物語」における父親の処罰あるいは村上春樹という「永遠の少年」 
  
   あとがきにかえて

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