小説むすび | 天の子天草四郎

天の子天草四郎

天の子天草四郎

出版社

叢文社

発売日

1988年2月1日 発売

鎖国政策によって「交易収入」を断たれた唐津島原両藩は凶作に苦しむ民百姓から「妊婦を水牢に投げ込むほどの地獄の取立て」を断行する。幕閣の要人はそれを知って糾明するが、高額のワイロがばらまかれると口を噤む。長崎から帰った15歳の学究天草四郎は非道の政治に命を捧げて抵抗する決意を固めた。島原の孤城に押し寄せる25倍の大軍迫りくる智謀松平伊豆の牙-。

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