小説むすび | 元禄釣り侍

元禄釣り侍

元禄釣り侍

著者

小田淳

出版社

叢文社

発売日

1994年7月30日 発売

旅の夜に妖しく迫って消えた蔭のある女のかぐわしい香りが、巨大な白鯉のひそむ沼から流れる…みいられた名人釣り侍の危機(妖鯉)/嵐に死んだはずの謎の女毛鉤師が愛児を連れて…甦る炎の夜(女毛鉤師の恋)/元禄の女は哀し…ある愛の道…(浪人竿師)/生気まさに消えなんとするとき…(釣道無心)/武家の二、三男に生きる場を与えない幕府。川釣りの技と道具づくりに活路を-。華の釣り文化を拓いた「はみだし侍とその時代」を描く入魂の釣り時代小説。

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