小説むすび | 葉隠修羅

葉隠修羅

葉隠修羅

出版社

叢文社

発売日

1998年10月25日 発売

貧困武士の盗みの手から「いのちのタネ小豆」を守って斬殺された少年。藩の名誉のために犯人探索を続ける母親を斬らせた重臣たち-。強いて長男を切腹させ、介錯を次男に命じて、家門の繁栄をはかる非情の父親-。出世のために非道の藩命を疑いもせず強行して百姓一揆を招いた侍-。餓死する村人を守るために一揆の先頭に立ち獄門になった男の首を盗み出し、その顔を石地蔵に刻む若き唐津焼き陶工の怨念-。お上の「涙なきオキテ」と「愚かしき思想・シキタリ」がつくり出す地獄の世界をえぐる感動の名作短篇集。

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