小説むすび | 臥龍の夢

臥龍の夢

臥龍の夢

出版社

叢文社

発売日

2000年1月1日 発売

「われは孔明の生まれ変わりなり」…確信が官兵衛(如水)を比類なき軍師に成長させた。天下統一を目前にして信長が狂った。苦言する者を殺し大量殺人を好み猜疑心は頂点に…遂に自己制御力を失っておのれを神と信じるに至る。万民の幸せをはかる器量は秀吉一人と信じる官兵衛のもとに「朝廷の密命で明智光秀が信長反逆の機をねらっている」の情報が入った。反逆成功は信長の一瞬の隙を突く以外にない。今井宗久・嶋井宗室とはかった官兵衛は信長の隙をつくるべく本能寺の茶会を工作する。その夜、彗星が尾を曳いて流れるー。すずやかな軍師竹中半兵衛の義侠。姿を現しはじめた秀吉の陰の素顔。

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