不老少女と魔法教授
「緊張しているのですか?きっと大丈夫ですよ、コルク・ランツクネヒト教授なら」名門デンバー魔法大学の新任魔法教授、コルクに声をかけた少女の名はレイチェル・S・ギーゼキング。その正体はデンバー魔法大学の学長であり、十代の姿のまま250年の刻が止まっている「不老少女」。レイチェルに見守られながら、コルクは最強の防壁魔法と謳われる『結界魔法』の都市結界試験を行っていたが…「炎魔法なら慣れているがーまさか、この感覚は?」「よう、コルク」突如、幼馴染の魔法騎士・アレンが乱入し試験は中止になりかけてしまう。アレンとの再会をきっかけに、もう一人の幼馴染でレイチェルの秘書官・カリナとの関係にも変化が。レイチェルもその恋模様に興味津津。そんな中、デンバー市長・デルモゾールが徐々に不穏な動きを見せ始める。それはレイチェルの「不老」の秘密にも関係するようで…?これは、魔法を巡る人々を描いた、すこし不思議な物語。
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宿敵デルモゾールを倒すため、研究に明け暮れる魔法教授コルク。苦悩の末編み出した最強の結界魔法『イノセンス』は、デルモゾールと共にレイチェル学長をも殺しかねない諸刃の剣。一人悩むコルク。そんな折ー「…すきです」「む?」『イノセンス』実験中にメイドのミエから突然愛の告白(?)を受けてしまうコルク。当然それを知ったレイチェル学長は大慌て。「コルク教授は…ミエさんとどうにかなっちゃえばいいのです!」嫉妬するレイチェルをよそに、魔法騎士アレンとの再決闘、メルメルの提示する『レイチェルを殺してでもデルモゾールを倒す』という過激すぎる作戦、そしてアレンの恋人・カリナからの「妊娠した」という仰天の告白は、ますますコルクを追い詰めていく…。段々とばらばらになってゆく幼なじみ三人組+学長が向かったのは、華豪な温泉保養地!?コルクは再び皆し協力し、デルモゾールを倒せるのか…結界魔法を巡る少し不思議な物語、全てが語られる第二弾! 2017/06/15 発売