神曲奏界ポリフォニカ(ロマンティック・クリムゾン)
バスから見かけた自然公園の前を歩く美しい少女ーシェルウートゥと、彼女に心奪われた少年ーカティオム。ようやくたどり着いた2人の関係は、その公園の前でときどき会って5分ほど会話を交わす、ただそれだけ。惹かれているのに、どうしても手の届かない少女。素性も住んでいるところも、彼女は何も教えてくれない。「彼女のことをもっと知りたい」カティオムが意を決してフォロン達の事務所の戸を叩いたとき、それは精霊と人間の関係をあらためて問いかける、事務所のメンバーにとって他人事ではない重要なできごととなった。フォロンとコーティの物語、第2弾堂々登場!
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精霊が力を持つ世界があった。彼らは神曲楽士の奏でる楽曲を糧とし、さまざまな力を発揮する。そんな精霊たちと契約し、彼らを操ることのできる者は『神曲楽士(ダンティスト)』と呼ばれていた。新米神曲楽士のタタラ・フォロンは、キュートで最強の精霊コーティカルテと契約をしてはいるものの、安定した神曲が扱えず、未だに見習い楽士。そんな彼に、精霊の放つ力“精霊雷”を集める初仕事が舞い込んだ。張り切るフォロンに、普段は何かとうるさいコーティカルテも、この時ばかりはなにも言わず素直に協力してくれたのだが…。榊一郎の奏でる異世界ファンタジー、クリムゾンシリーズ第1弾!装いも新たにB6判で新登場! 2016/05/14 発売