ウィーンの冬
文明の交差点、魔都ウィーンの地下で交錯する北朝鮮工作員、日本のカルト教団信者、武器商人、イスラム過激派、そして日本人外交官たちそれぞれの思惑と怨念。「核テロ」のターゲットはTOKYOだった!ベストセラー『プラハの春』『ベルリンの秋』につづく、元外交官作家・春江一也の「中欧大河ロマン三部作」、ここに完結。
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ウィーンの冬(上)ウィーンの冬(上)
青年外交官として華々しく活動したこともあった堀江亮介だが、年を経て在外勤務から帰国。待っていたのは社団法人への出向辞令だった。外務省からリストラされ、屈託した日々を過ごす亮介に、突如ウィーンへの出張という話が舞い込む。東西冷戦が終焉したばかりの「魔都」ウィーンには、いまや国際的な陰謀が渦巻いている。突然の展開をいぶかる亮介がさぐる「出張」の目的とは何か。 2008/11/25 発売