小説むすび | 賢者とマドレーヌ

賢者とマドレーヌ

賢者とマドレーヌ

誰もが羨む美貌と聖職者としての高い地位。それらを手にしながら無感動に生きる『風読み』は、忌み者として蔑まれる『アラズ』を物珍しさから助ける。瀕死にもかかわらず、燃える瞳で抗うアラズ。その輝きに風読みは気づかぬうちに心奪われていた。人の言葉を解さぬアラズだが、傷も癒え、風読みとの生活に少しずつ馴染み、好物のマドレーヌを頬張るようになる。やがてその身体が変化する『季節』が訪れ、二人の間にも…。榎田尤利が描く、珠玉の異種間ラブストーリー。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP