小説馬車馬戦記 スエズ大作戦
ベトナムでの軍事顧問としての任務を終えた、ソ連空軍のマーシャ・カルチェンコ大尉。本土でテスト・パイロットを務めたのも束の間、今度はエジプトに送り込まれることとなる。「大使館員夫人」というニセの立場でエジプトに降り立ったマーシャたちだったが、間もなく、ナセル大統領によるスエズ運河国有化宣言が出されて…。エジプト対英仏&イスラエルのスエズ運河を巡る動乱に、マーシャたちは巻き込まれてしまうのか?イギリスのスパイとのカーチェイス!動き出す第一次大戦期の戦艦!地中海上の航空決戦!そして、まさかの再会…!?マーシャは帝国(主義)の魔手から逃れられるのか!?