転生したらドラゴンの卵だった〜最強以外目指さねぇ〜(10)
聖女と敵対することとなった俺は王都を逃れ、凶悪な魔物が多く棲まう“四大魔境”の中でも最も危険な“最東の異境地”へ行きついた。俺とスライムの共倒れを狙っていた聖女は俺が持つ神聖スキル“人間道”“修羅道”を今も狙っているはずだ。ということは、避けられない聖女との決戦のためにも俺はこの異境地で次の進化を果たし、仲間たちのレベルも引き上げる必要がある。霧が立ち込める深い森で仲間とレベリングを続けていた俺は偶然にも道中で一人の美女と出会った。直前に戦った強敵を仕向けたらしき口ぶりに警戒する俺。しかし、彼女は試したかっただけだと話した。神聖スキルを持つ者がいるか、そして、神の声に刃向かえる器であるのかどうかをー最東の異境地での出会いは、“神の声”への対抗する要!?今こそ解き明かされる“神の声”の狙いとはー。書き下ろしストーリー「アンデッド少女の黒い恋敵」を収録!!
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俺(イルシア)が持つ神聖スキルを狙う聖女との来る戦いのため最東の異境地でレベルを引き上げ進化に至った俺。しかし聖女もまたこの戦いのために新たな手札を用意していた。それは最果ての島で出会った“竜王”ディアボロス…俺の父親だ。一方、聖女の手札であり死をも弄ぶ悪童鬼アルアネに立ち向かったのはこれまでずっと仲間に守られ、戦いから逃げてきたトレントだった。仲間想いな仲間たちを誰よりも愛するトレントは「全員揃って生還する」という強い願いを胸にアルアネに言い放つー『貴様だけは、私が地獄へ道連れにする』すべてを擲つ覚悟の木偶、今こそ勇者へ覚醒の時ー!!書き下ろしストーリー「夢幻竜の休日」を収録!! 2019/12/14 発売
神聖スキルを狙う聖女リリクシーラ一行との戦いが続く中、剣士ヴォルクは、奇妙な攻撃や予測不能な動きを見せる悪食家ハウグレーを相手に苦戦を強いられつつも天才的な技量と体力で何とか食らいついていた。その姿勢に敬意を表するハウグレーはヴォルクに対し、「この世界は、ただの造り物である」という意味深な言葉を口にする。一方、オネイロスに進化していたことでリリクシーラとの戦いにおいても有利に動いていた俺だったが、目的達成のための犠牲を厭わない彼女は窮地に立たされた今、聖女のスキルを使って奥の手を繰り出す。それは、自己の身を犠牲にするような二度と後戻りはできない手段でー「リリクシーラ…お前にとって俺は、そこまでしてでも倒さねぇといけない相手なのかよ」書き下ろしストーリー「猿猴王の最悪の置き土産」「とある聖女の独白」の2本を収録! 2020/05/15 発売