インチキ聖女と言われたので、国を出てのんびり暮らそうと思います(2)
魔王ルシファーを倒し、再び訪れた二人の平穏な日々。
そこへフレメアによく似た「もう一人の聖女:リール」が現れる。
二人は、記憶を持たず怯えてばかりの彼女を保護し、
「聖女」としての活動を通して距離を縮めていくが……
一方その頃、ある伝染病が猛威を振るっていた。
「黒痣病」と呼ばれるその病は、元凶とされる魔物を倒しても収束せず、
聖女として癒しを施すフレメアとリールは疲弊していくばかりだった。
リールは一体何者なのか? 黒痣病とは何なのか?
全てが明らかになるとき、物語は急展開を迎える‼
第2回アース・スターノベル大賞 入選作品
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“インチキ”扱いされた聖女は田舎でダラダラ過ごしたい!? ユースティティア王国に百年に一度誕生する聖女として、人々のために祈りを捧げるフレメア。もともと田舎生まれで天真爛漫な彼女は、表向きには聖女としてふるまう一方で、“オフ”ではダラダラするのが大好きな普通の少女だった。彼女に付き従い、身の回りの世話をするのは専属騎士で幼馴染のロラン。そんなフレメアだったが、王宮内の陰謀により「偽物の聖女」に仕立て上げられてしまう。 王都を追放され、ロランとともに辺境の町に流れ着いたフレメアは、そこで人々の病を癒したり悩みを聞いたりしながら、のんびり田舎生活をはじめるのだった。一方、聖女が去った王都には恐ろしい伝染病が蔓延しつつあり……。 第2回アース・スターノベル大賞入選作品、待望の書籍化! 2021/05/15 発売