魔物喰らいの冒険者(1)
『状態異常無効化』というユニークスキルしか持たず、戦闘はからきしの三流冒険者ルードは、瘴気で満ちるダンジョンで薬草を採取することで生計を立てていた。ついたあだ名は「瘴気漁り」。冒険者仲間やギルドからそんな蔑称で蔑まれる現状を変えるために、新しい迷宮に挑戦するルード。しかし、同行した冒険者に裏切られ、迷宮の崩落に巻き込まれる。物資も失い、怪我で動けず、目の前にあるのは魔物の肉のみ。魔物食は禁忌とされ、食べれば死ぬか魔物になると言われていたが、極限状態のルードはその肉に手を伸ばしー「う、美味い…ッ!」夢中で肉にかぶりつくルードは、食べるほど力がみなぎってくるばかりか、魔物の「スキル」をも自分のものにしていることに気付くのであった。
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今度は海で海鮮祭り!!ある事件をきっかけに魔物の肉を食べることでそのスキルを自分のものにすることができるようになったルード。ダンジョンで命を救ったことがきっかけでパーティーを組むことになった元Sランク冒険者のエリシアとともに冒険者として活動しつつ、魔物グルメを楽しむのだった。瘴気迷宮の隠しボスである瘴気竜に辛くも勝利したルードが街に戻ると、監査官を名乗る男から疑いをかけられたりと、トラブルも継続中。心機一転、新たなダンジョン「海底迷宮」を目指してやってきた港町では海鮮三昧!!さらには魔物料理を食べても平然としている謎の少女も登場して…!?冒険×グルメの痛快異世界ファンタジー待望の第2巻!! 2024/01/17 発売