昭和三十四年、「降誕祭の手紙」で芥川賞候補になって以来、戦後の激動期を家庭人として過ごしながらも、ふつふつと漲る文学への思いを絶やさずに生き続けた人生ーその熟成の過程を余すところなく収録した、著者畢生の自選作品集!