16歳、きみと一生に一度の恋をする。
高1の汐里は、父と離婚してから忙しく働いている母を支えるため、自分のことは後回しでバイトに明け暮れる日々を送っていた。そんなある日、汐里が仲良くなったのは、クールでみんなから距離を置かれているけれど、ひそかに女子の人気を集める同級生・晃。一匹狼に見えて本当は優しい晃は、汐里の健気さに惹かれていく。彼は、辛いことがあると爪を噛む汐里の親指に「絆創膏がわり」と言って、スマイルマークを描いてくれた。そんな彼を汐里も好きになるけれど、実は晃が、汐里の父の再婚相手の息子だとわかり…?一番近くて遠い場所にいる、汐里と晃。それでもずっと一緒にいたいと願い、運命に立ち向かうふたりの姿に、温かい涙があふれる感動の恋愛小説!!