小説むすび | 季節を何周も巡ると思っていた。

季節を何周も巡ると思っていた。

季節を何周も巡ると思っていた。

大学生の乃々華は、リモート授業ばかりで退屈な夏を過ごしていたため、暇つぶし目的にマッチングアプリに登録する。そこで出会ったのは、社会人四年目で落ち着いた空気感を纏う男性・拓海だった。好きな小説家が同じところ、映画を観ている時は一言も喋らないところ、深夜に話すのが好きなところ…。まるで息をするみたいに自然に惹かれ合い、二人は付き合うことになる。しかし、拓海はいつもどこか影があった。彼の内面に一歩踏み込めず、乃々華は寂しさを感じるように。そしてついに、拓海から別れを告げられて…。少し前までの自分たちが、全部夢だったかのように思えるー。恋が終わる瞬間を鮮烈に描いた、心に突き刺さる青春譚。『叶わなかったけど、大切な恋。』実話エピソードコンテスト最優秀賞受賞作品を小説化!

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP