捨てた私は要らないのでしょう? 新しい家族と第二の人生を送っているので、今はとっても幸せです
「一度でもあなたを愛した、私が愚かでした」--婚約者に愛人の存在がありながらも毒親によって嫁がされた侯爵令嬢・ライラ。結婚式当日、婚約者と愛人の会話から本音を聞いたライラは、ウェディングドレスのまま会場を飛び出した。生きる希望すら失い、途方に暮れて彷徨っていたライラに手を差し伸べてくれたのは、王太子・メルヴィン。彼や王宮のみんなに愛され、第二の人生をスタートさせたライラは、心の傷を癒し、幸せに満ち溢れる日々を過ごしていく。一方で、ライラがいなくなったことで有頂天になっている彼らには破滅が迫っていて…?