小説むすび | 『飽きた』と書いて異世界に行けたけど、破滅した悪役令嬢の代役でした

『飽きた』と書いて異世界に行けたけど、破滅した悪役令嬢の代役でした

『飽きた』と書いて異世界に行けたけど、破滅した悪役令嬢の代役でした

誰だって、一度は試してみたい『異世界へ行く方法』。それが、ただ紙に『飽きた』と書いて眠るだけなら、お手軽&暇つぶしには丁度いい。人生に飽きたわけではないけれど、平凡な生活に何か気晴らしをと、木間みどりはささやかな都市伝説を試して眠った。そうして、目覚めたら本当に異世界!目の前には顔の良い…自称お兄さま!どうやら木間みどりは、『婚約者である王太子が平民の少女に心変わりして婚約破棄された末、首を吊った』悪役令嬢の代役として抜擢されたらしい。舞台から自主撤退された御令嬢の代わりに、「連中に復讐を」と願うお兄さまの顔の良さにつられて、ホイホイと木間みどりは公爵令嬢ライラ・ヘルツィーカとして物語の舞台に上がるのだった。

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