捨てられ騎士の逆転記!(3)
『拾う女神』フィリーネの力によって、フリートラントを拾って数日が過ぎ。_x000D_
魔境ハルツでの国造りを担う人手の確保には成功したものの、今度はその二万近くの食料確保が問題に。_x000D_
さらにアルフレートは、自身の弟子であるギュンターたち近衛騎士の説得に苦慮していた。_x000D_
一方、アンハルト帝国による侵攻と、それに端を発したフリートラント消滅という前代未聞の事態に、ハルバーシュタット王国の軍議が混迷を極めるなか、自身の失態を隠蔽したい近衛騎士団長たちは、フリートラント消滅の際に居合わせたハルダー卿をはじめとする王国東部の貴族や騎士の領地に対し、とんでもない暴挙を行おうとしていたーー。
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長年王国の危機を救い続けてきた中年近衛騎士のアルフレート。平民出身ながらこれまでの努力と功績により、国家経営や軍隊統率に大幅なボーナスを与える特殊スキル『組織貢献度SSS』など数々の称号を獲得していたが、本人はそうとは知らずに日々の職務に励んでいた。しかしある日、近衛騎士団の予算を横領したという無実の罪を着せられ、全財産を奪われた上に国外追放されてしまう。突然のことで絶望するアルフレートだが、そんな彼を救ったのは、彼が長年手入れをしてきた祠に祀られる『拾う女神』だった。女神の力により10代の少年へと若返り、伝説の武器や龍の主となって人生が一変したアルフレートは、自分と同じ『捨てられしもの』を集めて理想の国造りに挑む。自分を追放した王国のみならず、大陸に覇を唱えるために…。第9回ネット小説大賞受賞作品。 2022/05/13 発売
『拾う女神』フィリーネに拾われ、女神の力によって10代の少年に若返った元近衛騎士のアルフレート。同じくフィリーネに拾われた伝説の武器、はぐれ龍、クラリッサ皇女とそのメイド、妹分のエルナとともに『捨てられた大地』魔境ハルツでの国造りが始まった。しかし、国造りをするには人手が少なすぎた。そこで、まずはエルナがいなくなったヴァイトリング邸を丸ごと拾ってハルツに移動、使用人達を仲間に加え、クラリッサ皇女の教育係、迫害されていたターレ村の住人、陥落したヘルツベルグ城と周辺の住人を国民として迎え、町や工房を整備することに。さらに、帝国軍が迫る最前線の町フリートラントを救うため、アルフレート達は立ち上がる!第9回ネット小説大賞受賞作品。 2022/11/15 発売